都市研コラム都市研コラム

団塊の夫婦はどう暮らす?

 まもなく定年を迎え始める団塊世代。仕事に半生をささげてきた夫たちと、その夫を支えてきた妻たちが、今度は自分たち夫婦のために「新たな」暮らしを始めようとしています。
 そんな団塊世代の6割は改修したりして、今の住まいに住み続けます。

◇◇◇ 「今の住まいに住み続ける」が6割 (東京圏の団塊世代562名) ◇◇◇
団塊世代の定年後の住まいに関する意識調査結果グラフ

 では、どんな暮らしをするのでしょうか?今の住まいの満足度を聞いてみました。不満足が満足を上回っているのが「収納スペース」。いろんな思い出とともに、いつのまにかモノも増えてましたね。

◇◇◇ 「今の住まいの不満点は収納スペース」 (東京圏の団塊世代562名) ◇◇◇ 団塊世代の今の住まいの満足度調査結果グラフ

 これからは夫婦二人の時間を愉しみたいところですが、男性と女性の意識にはちょっとギャップがあるようです。
「5年後はどのように暮らしたいですか?」と団塊世代の男女の質問してみたところ、7割以上の女性は家事にかかる負担を減らして、「ひとりの時間を大切にしたい」と思っているようです。

◇◇◇ 「女性の75%は自分の時間を大切にしたい」 (東京圏の団塊世代562名) ◇◇◇ 団塊世代の女性の5年後の暮らしに関しての意識調査結果グラフ
団塊世代の男性の5年後の暮らしに関しての意識調査結果グラフ

 一方で男性の7割が「妻との会話を愉しみたい」と答えています。仕事に多くの時間を割かれ、妻と会話をしたくても出来なかった反動なのでしょう。でもはたして妻はそう思っているのでしょうか・・・。

都市生活研究所 鍵屋 慎一

このページの先頭へ