寒い日が続いています。この時期に欠かせないのが入浴。浴槽のお湯の中で体がじんわりあたたまる気持ち良さは、多くの人が実感しています。都市生活レポート「現代人の入浴事情2009」によると、特に冬場の入浴スタイルは浴槽入浴が主流となっています。
このときの浴槽の湯温をみると、夏は「ややぬるめ」が好まれ、湯温は「40℃未満」が約6割を占めています。一方で冬は「やや熱め」が好まれ、湯温は「40℃~42℃」が約6割、「42℃以上」が約3割を占めています。

外気温が異なるので一見当たり前に見える結果ですが、実はここに「冬の入浴」の注意ポイントがひそんでいます。冬の入浴は、暖房をしていない寒い浴室で冷気にさらされて血圧が上昇し、今度はお湯につかると血圧が急激に下がるという急激な血圧変動が起こります。寒いとつい熱いお湯につかりたくなりがちですが、お湯が熱いと入った瞬間の血圧上昇も、その後の血圧低下もさらに激しくなると言われています。このような急激な血圧変動は浴室での深刻な事故を引き起こすことも少なくありません。
入浴事故を防ぎ、安全に入浴するためには、浴室を暖かくし、38℃~40℃のぬるめの湯温で入浴することが大切です。暖かい浴室で時間をかけてお湯につかれば、ぬるめのお湯の半身浴でも十分に血行が促進されることが分かっています。

また、寒い浴室ではリラックス効果得られにくく、寒い浴室で全身浴ではかえってストレス感を増大させてしまうということも分かっています。

将来にも役立つ冬場の安全な入浴のためだけでなく、入浴のリラックス効果を存分に得るためにも、暖かい浴室で40℃程度のぬるめのお湯につかる入浴方法を習慣化させていくことが望まれます。そのためにも、浴室暖房は今後の必須設備となっていくのではないでしょうか。









