都市研コラム

今春、区民農園を始めました

 今年も3月後半に入り、だんだんと暖かくなってきました。春の陽気に誘われ、気分も明るく外出する機会が多くなり、また、何かしら環境が変わって新しい生活をスタートさせる方も多いのではないでしょうか。


 私事になりますが、今年の2月から区民農園を借りて、野菜づくりを始めました。区民農園とは、行政(市区町村)が土地の所有者からお借りした農地を整備し、1区画15~20m2くらいの小規模で区民の方に有料で貸し出している農園です。場所によっては、申し込んで抽選になることもあるので、借りることができて良かったと思います。この農園は、家から歩いて数分の近くにあり利用しやすく、週末に家族で一緒に土を耕したり、肥料をまいたりして楽しんでいます。


区民農園


 農園に行って気づいたのですが、農園には夫婦2人づれのシニアの方をよく見かけます。実際、自分の区画の両隣も、70代の夫婦の方で、農園にいるときは楽しそうにしています。区の担当者によれば、農園を借りている方は、お住まいが近くにある、過去にも菜園経験豊富なシニアが多いとのことでした。


 ここで、東京ガス(株)都市生活研究所が最近行った「地域コミュニティに関する意識・実態調査」について紹介したいと思います。70代シニアの方を対象に、自分が住んでいる地域の内外で参加してみたい、もっと参加したいと思うコミュニティについて聞いてみました(図1、図2)。
※本調査では、自分の住んでいる地域は、小学校区程度の範囲と定義した。


図1.参加してみたい/もっと参加したいと思うコミュニティTop5(N=300)【地域内】/図2.参加してみたい/もっと参加したいと思うコミュニティTop5(N=300)【地域外】


 自分の住んでいる地域の内外で参加意向の高いコミュニティの上位は、共通して、趣味、運動・スポーツ、学習・教養のサークルでした。特に、趣味サークルは、地域内外のいずれも参加意向が高く、女性は5割弱でした。また、インタビュー等で聞いたところ、地域内でのコミュニティ活動では、自宅から近い、安い、いつでも立ち寄れるといった「利用しやすいこと」、参加して楽しい、楽しい時間が過ごせるといった「楽しいこと」、仲間ができる、地域の人たちと関われるといった「出会い・交流があること」が重視されることが分かりました。


 今春から区民農園を始めたばかりで分からないことも多いのですが、経験豊かなシニアの方に色々と教えていただき、交流したいと思っております。自分が暮らしている地域の中で、何か新しいことを始めてみてはいかがでしょうか。ちょっと生活が楽しくなるかもしれませんね。
 これからが夏野菜を本格的に育てるシーズンです。どんな野菜を作ろうか、どんな野菜ができるのか、今から思いを巡らせています。


近藤 芳樹

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