都市研コラム

味見は親子料理の第一歩

 都市生活研究所では、親子で料理をすることについての意識と実態を探るため、小学生の子どもとその親に対する調査を行いました。(詳細は都市生活レポート「親子料理の意識と実態2014」をご覧ください。)今回はその内容の一部をご紹介します。


 まず初めに、親子で料理を行うことになったきっかけを聞いたところ、「子どもが料理に興味を持ったこと」が最初のきっかけになっていました。では、子どもが料理に興味を持ち始めた年齢は何歳くらいでしょうか。
 結果は、5歳が最も多くなっていました。小学校で子どもが料理を習い始めるのは中学年、10歳位からが多いと思いますが、それよりも早い段階で子どもは料理に興味を持ち始めることがわかります(図1)。

 次に、小学生の子どもが親子料理で具体的にどのような調理作業を行っているのかを見てみます。低学年では「混ぜる・こねる」など、簡単で、遊びの延長でできるような作業を行っている割合が高く、学年が上がるほど「包丁で切る」といった難しい作業が増えています。ここで着目したいのは、「味見をする」です。味見は全体で約5割の子どもが行っていました(図2)。

 「子どもに味見をさせる」と答えた母親にその理由を尋ねたところ、味見には単に味を確認するだけではなく、様々な理由がありました。最も多いのは「子どもが喜ぶ」ですが、「子どもとのコミュニケーション」「子どもが料理に興味を持つ」といった理由もあることがわかりました(図3)。

 「子どもに料理に興味を持ってもらいたい」場合や、「子どもが料理に興味を持ち始めたが、何をやってもらえばよいかわからない」というときには、「味見をさせる」ことから始めてはどうでしょうか。味見には、料理しながら子どもとコミュニケーションがとれたり、子どもの味の好みがわかる、といったメリットもあるようです。


青柳 恵子

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