都市研コラム

「寂しい?気楽な?ひとり旅」

 一年も半分を過ぎ、今年も梅雨がやってきました。じめじめとした季節が過ぎれば本格的な夏の到来ですね。夏休みとなるこの時期は、旅行を計画されている方も少なくないことと思います。しかしながら忙しい日々の中、家族や友人と予定を合わせて......というのも意外と苦労しますよね。最近では「ひとり旅」を前面に押し出して販売しているパッケージツアーなども見かけるようになりましたが、みなさん「ひとり旅」のご経験はありますでしょうか?


 都市生活研究所が2015年2月に実施した「ひとりに関する調査」によると、休日やプライベートな時間に自分ひとりで国内旅行をすると答えた人は、全体では約16%(図1)でした。未既婚別に見ると、未婚者がいずれの年代でも二割以上、特に40代未婚者では多く、35%いました。既婚者でも60代は全体の傾向に近い15%ほどの人が「ひとり国内旅行」をしているようです(図2)。


図1.休日やプライベートな時間に「自分ひとり」で行っていること(上位項目)


図2.ひとり国内旅行実施率(未既婚・年代別)


 続いて、ひとりで過ごすことや行動することに対するイメージを見てみます。ひとりで過ごすこと、行動することを「寂しい」「つまらない」と考える人は少数であり、7割以上の人は「気楽」「自由」と考えていることがわかります。「ひとり旅」は、誰に気兼ねすることもなく自分の好きなように行動できる気楽な旅として、ポジティブに捉えられていると言えるのではないでしょうか。


図3.「ひとりで過ごすこと、行動すること、ひとりの時間や空間を持つこと」についてのイメージ(上位20項目)


 2015年7月発行の都市生活レポート「トレンド予測レポート2015 ひとり自由化~ひとり⇔つながり 自由自在~」では、このような「ひとり志向」について詳しく述べています。「ひとり志向」が今後も続けば、「ひとり旅」人口もどんどんと増えていくことでしょう。


 斯く云う私も毎年ひとり旅に出かけていますが、さて今年はどこへ行こうか。梅雨の間、のんびりと考えたいと思います。


林 真美

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