私の考える団塊世代といえば、パワー全開、前向き思考、人数も多くて影響力大・・・・・。そんなパワフルな印象が強い団塊世代には、是非、国家の一大事、少子化対策に取り組んでいただきたい。
団塊世代の教育活動
少子化対策の具体的実施計画として新エンゼルプランが策定されたのは平成11年。保育所を増やす、母子保健医療体制を充実させる、雇用環境の整備促進・・・・・。新エンゼルプランは、共働き家庭だけでなく、専業主婦のいる家庭をも対象としたプランだが、働く母親が仕事を続けていく上で最低限必要な環境の整備も十分含まれており、共働き家庭にとってプランの策定は心強い味方に思えた。
でも、実際に我が子が小学校に進学して、エンゼルプランだけでは解決できない問題に多々直面した。その中の最たるものが、教育問題。新エンゼルプランにも盛り込まれている「子どもたちがのびのび育つ教育環境の実現」、週5日制の完全実施は、巷でも言われている通り、子どもの学力差を生みだすらしい。今年の春から夏にかけて、教育系の学識経験者にヒアリングをした際、かなりの頻度で『2極化』という言葉を聞いた。サラリーマンの収入の2極化がすすむと予測している経済学者の本がベストセラーになっているが、子どもたちの学力も2極化がすすんでいるというのだ。授業時間が減った分を家でばっちり教育する層が存在するので、学校だけの教育に頼っている層とでは、学力に明らかに差が開いているらしい。
学識経験者の、データを交えた生の声をヒアリングした私は、焦って我が子の学力向上に取り組み始めた。が、いかんせん時間が足りない。仕事を切り上げ、大急ぎで帰宅し、子どもを風呂にいれ、ご飯を食べると、もう9時。宿題をチェックするのが精一杯で、+αの勉強をする気力が親子共々残っていない。進学塾でも補習塾でもない、まるで親が子どもの勉強を見るような雰囲気のところで、子どもの勉強をフォローしてもらえたら・・・・・と願う共働き家庭は多いと思う。
そこでぜひ活躍いただきたいのが、団塊の世代だ。団塊の世代は、ボランティア精神も旺盛【図1】。

ぜひ、そのパワーで次代を担う子どもたちを教育してほしい。形態は様々にあるだろう。私塾みたいなものかもしれないし、学童クラブのような既存の施設での先生かもしれない。公的にあるいは私的に、検討すれば方法はいろいろあるだろう。今まで培ってきた知識、経験を教育分野に注いでほしいのだ。
今まで各界で活躍してきた団塊世代の方々が、本気で教育に取り組めば、日本の子どもの学力向上におおいに貢献すると、私は考える。
出産・子育て
ボランティアで子どもの教育なんて、あまりにありきたりで、物足りないという方もいるだろう。そこで、気力も財力も、そして何よりも体力に自信のある団塊のご夫婦には、ぜひ、出産・子育てをお願いしたい。もはや、出産適齢期と考えられている女性だけに出産を頼っているようでは、少子化は阻止できない。
一方、医学の進歩で高齢出産者は増え続け、例えば一昨年には60歳の女性の出産が話題になった。50歳代の女性の出産も増えているという記事を読んだこともある。『心身共に余裕のある団塊世代は、子育て家族のフォローにとどまらず出産・子育てそのものに参加する』これが私の考える団塊世代の行方だ。
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