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親子入浴に関する実態調査2010

カテゴリ お湯と風呂文化 家族・世代 
発行年 2010年02月
作成目的 健康や美容、リラックス、コミュニケーションなど、日本人は入浴にたくさんの魅力を感じている。実際に、都市生活研究所が行った入浴行動・実態調査でも、入浴の多目的化が拡大していることがわかっている。 しかし、その一方で、高齢者を中心とした入浴中の突然死など、入浴での事故が多いのも現実である。その理由には、「家の作りようは夏をむねとすべし」といわれるように、冬季の入浴は寒い家の中で身体を温める手段であったため、安全・安心な入浴方法に関する知識が求められなかったことがあげられる。 入浴習慣は子ども時代から培われていくことから、親子入浴を通して、安全で快適な入浴に関する知識を身につけることは、健康で安全な入浴のために重要である。このレポートは、親子入浴について、入浴方法や意識、親の子どもの入浴に対する知識や、その実態をまとめたものである。
内容要旨 小学生以下のお子さまと同居している方98名に対して、WEB調査を実施
◆「子どもと一緒に入浴することがある」84.7%
◆お湯に浸かる時間は平均で約11分、お湯の温度は子どもは約40℃~41℃、親は約41℃~42℃が多い
◆親が子どもの入浴で意識していることは、清潔・体を温める・保温・親子交流
◆親子入浴は、親子のコミュニケーション、子どもに入浴方法を教え将来に役立つ入浴習慣を身につける機会として大切と考える
◆体を温めるための入浴方法に関する知識について、お湯の温度を高くすれば体を温まるなどの誤解がある

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