都市研コラム

夫婦別室就寝調査より ??なぜ、別の部屋で眠るの???

夫婦の寝室・寝具は一緒か別々か

 グラフは都市生活研究所で行った「寝室」に関するアンケート結果です。「夫婦は別の部屋で寝ている」という人が、年齢が上がるに連れて増え、70歳以上では約半数になっています。これはどういうことでしょうか?

 子供たちが独立して家を出ると、子供部屋として使っていた部屋が空き、そこに夫または妻が移って自分の部屋とするということは、なんとなく想像がつきます。では、なぜ部屋を移りたくなるのでしょう?

 都市生活研究所では、夫婦が別室で就寝している人を対象に、アンケートとヒアリング調査を行ないまいした。その結果、別室就寝の理由は「気兼ねしない生活」と「安眠」であることがわかりました。

別室で就寝したいと思った理由

 勤務時間の関係で、家族が寝てから帰ることや早朝に出かけることが多いと、物音で他の人を起こす心配のない一人部屋での就寝は気を遣わずにすみます。また、寝る前に布団の中で本を読みたいという希望も多く、同室者に気兼ねなく就寝前の時間を過ごしたい人には、一人の部屋で寝ることは快適なようです。

 さらに、女性は寝るときの周囲の状況を整えて熟睡したいという願望が強く、自分の好みの明るさや空調、いびきや物音に起こされない静かな就寝環境を求めています。

 年齢が上がるにつれ、夜中のトイレの回数が増える、眠りが浅くなるなどのデータもあり、お互いを思いあうからこそ、相手の邪魔にならないよう別室で眠るという夫婦の形があるようです。

木村 康代

このページの先頭へ