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親子料理の意識と実態2014

カテゴリ 家族・世代 食生活と食文化 
発行年 2014年07月
作成目的

2005年に食育基本法が制定されて以来、「食」を通じた子どもの育成は国としての取り組みとなっている。本研究では、食育の機会となりうる「親子で一緒に行う料理」について、母親・父親・子どもそれぞれの意識と実態を調査し、親子料理の効果や実現のヒントを探った。

内容要旨

■親子ともに、一緒に料理したいと思っているが、実現できていない。
・母親が親子料理を日常的に行わない主な理由は、「時間や気持ちの余裕のなさ」。
・しかし、家にいる時間が少ない有職の母親の方が専業主婦よりも親子料理の実施頻度が高い。
・子どもは「楽しい」から親子料理をしたいが、親の都合や自分の忙しさからできない子どもも多い。
・高学年になると意向は下がっており、親子料理をしたがる時期は短い。


■親子料理頻度が高い母親は、子どもと一緒に楽しんで料理し、子どもの料理に対する興味を引く方法を知っている。
・実施頻度が高い母親ほど、親子料理中に「子供を褒め、怒らない」傾向があり、「味見」などをさせることで子どものやる気や興味を引き出している。


■母親は親子料理に様々な効果を実感。家族の幸福感にも繋がっている。
・実施頻度が高い母親ほど、親子料理に対して教育面だけでなく、家族コミュニケーションなど多くの効果を実感している。
・実施頻度が高い母親ほど、「家族が幸せである」と感じている。

サマリー

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