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お風呂での過ごし方

 皆さん、お風呂の中でどのように過ごしているのでしょうか?
都市生活研究所で調査した結果、最も多かったのが「何もしないでボーっとすることがある」でした。続いて「あれこれ考え事をすることがある」で4割以上となりました。
まだまだ寒い今の季節、暖かいお風呂にゆっくりと浸かって一日の疲れを癒しながら、ボーっとしたり、あれこれ考え事をする・・・。そんな光景が目に浮かんできます。

続いて「体をマッサージすることがある」が3割以上、似たような行為で「顔をマッサージすることがある」が約1割以上でした。
お風呂に入ると血行が促進し、浮力により重力から解放されて体の負荷が軽減されます。文献によると半身浴の場合、約7割もの重力から解放されるようです(注1)。これは単純に計算すると体重60kgの人の場合で、約40kgも軽減されることになり、体重が約20kgになってしまうことに相当します。また水圧によるマッサージ効果も期待できるようです。
このようなことから、お風呂は血行を良くしこわばった体をほぐすのに最適な場所だと言うことができます。このアンケート結果からも、すでに3割の人たちがその効果を実感して、実践していることがわかりました。

その他にも、歌を歌う、本や雑誌を読むなど、皆さん思い思いの過ごし方をされているようです。
あなたはどのような過ごし方をされていますか?

「お風呂の中ですること」に関するアンケートの調査結果グラフ

注1)本稿の内容およびデータは、「新温泉医学」日本温泉気象物理医学会 p230を参考。

都市生活研究所 山田 浩一郎

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