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集合住宅に住む未婚単身者の地域コミュニティの実態と意識

カテゴリ コミュニティ 
発行年 2016年10月
作成目的

今後も増加が見込まれる未婚単身者の、「近所づきあい」「コミュニティ活動」「コミュニ活動の場」に関する意識と実態を、2人以上世帯と比較することによって明らかにし、加えて未婚単身者に焦点を置いた地域コミュニティ活性化のヒントを探った。

内容要旨

■未婚単身者は近所づきあい人数が少なく、同じ集合住宅内で「あいさつする程度」の浅いつきあいが「全くない」人が約半数。
・ 未婚単身者は、「近所づきあいは必要最低限にしたい」人が6割弱であり、自ら積極的に近所づきあいを求める人は少数派。(2人以上世帯と同様)
・ 未婚単身者が近所づきあいをしたくない理由として、プライベートや防犯を挙げている。特に20~30代女性は防犯上の理由が高い。


■未婚単身者の参加率が高いコミュニティ活動は、地域外の「趣味、スポーツサークル」「学生時代の友人によるグループ」
・ 未婚単身者は、地域内コミュニティ活動に参加している人の方が参加していない人に比べ、近所づきあいの満足度、継続居住意向、地元意識が高い。(2人以上世帯と同様)
・ 未婚単身者にとって、地域外の「運動・スポーツサークル」「趣味サークル」は、「自分のペースで自由に参加できること」が価値となっている。


■未婚単身者は、集合住宅の共有スペースについて「好きな時に利用できる」「自分ひとりではできないことができる」など、自分へのメリットを重視している。
・ 20~30代未婚単身女性は、「共有スペースのある集合住宅」に対する居住意向が未婚単身男性や40~50代未婚単身女性よりも高い。

サマリー

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