都市研コラム

「荻原美由紀」 記事一覧

万が一の備え

 今年も二週間ほどで終わりを迎えようとしていますが、先日、毎年恒例の新語・流行語大賞が発表され、震災関連の言葉が多くノミネートされていました。トップテンには「帰宅難民」や「絆」等の言葉が入っており、3月の大震災をきっかけとして改めて様々なことを考えるようになった方も多いのではないでしょうか。 都市生活研究所が震災後に一都三県を対象として行った調査では、約4割が「震災前は、災害時の備えを真剣に考えて...続きを読む

万が一の備え

行動を変える難しさ

 先日、日本経済新聞社より2011年上期の日経MJヒット番付が発表され、東の大関には「節電ツール」が入りました。  夏に向けて、さらに節電が注目されており、都市生活研究所が2008年と2010年に実施した調査では、「こまめに電気を消す」という人は約8割で高止まりしていたものの、2011年5月の調査では、91.8%と約10ポイント上昇しており、節電に取り組む人が増えているようです。  これまで...続きを読む

行動を変える難しさ

モノを買わない? 20代

 20代は、ブランド物に興味がない、車は欲しがらないというように、「モノを買わない」と言われています。  その背景のひとつとして、彼らが小学校入学の頃にはバブル経済が崩壊し、先行き不透明な世の中で育ってきたことから、安定した暮らしをしたい意識が強いことが挙げられます。  都市生活研究所の調査でも、「もしもの時のために貯金をしておきたい」の問いにあてはまると回答する20代は約45%と、他の世代と比...続きを読む

モノを買わない? 20代

「エコ離れ」を防ぐために

 猛暑も9月下旬から落ち着き、秋らしくなってきましたが、この夏の暑さは例年になく、非常に厳しいものだったのではないでしょうか。環境政策に加え、異常気象ともいえるこのような気候が影響しており、社会全体として環境配慮の機運は高まっているともいわれています。  しかし、東京ガス都市生活研究所の調査によると、生活者の環境に関する取り組みに対して低下傾向がみられました。  環境配慮に対する意識をみて...続きを読む

「エコ離れ」を防ぐために

省力化や合理化が意味するもの

 GWも終わり、今年度も1ヶ月が経ちました。4月からひとり暮らしを始めた方も多いと思いますが、生活も落ち着いた頃ではないでしょうか。若者のひとり暮らしというと、「家は寝るだけの場所」「食事は外食か購入したもので済ます」といった印象をもたれている方がいるかもしれませんが実態は違うようです。  東京ガス都市生活研究所が未婚ひとり暮らしを対象に実施した調査(2010年1月、N=334)によると、20代...続きを読む

省力化や合理化が意味するもの

数値では測れない良さ

 12月を迎え、クリスマスの季節がやってきました。年々早まっている印象のあるクリスマスイルミネーションですが、今年も様々なスポットで華やかに行われています。最近では、街中だけでなく、個人の住まいにもオーナメントやイルミネーションが多く見受けられ、クリスマスの思い出のひとつになっているのかもしれません。  諸外国においても、イルミネーションをはじめとしたクリスマスを祝う装飾がみられますが、調査によ...続きを読む

生活者のこだわりとは? ~こだわり層に関する調査より~ 2

 前回のコラムでは、生活者にとってのこだわりとは必ずしも「モノ」ではなく、手間や時間をかける行為や、これらの行為を充実させる空間であることをご紹介いたしました。今回は、手間や時間をかける行為や空間について、みてみたいと思います。  生活者の約半数がこだわっているモノやコトがあると回答していますが、こだわりを実現している場所については約8割もの人が住まいの中で実現しており、こだわりの実現に関して...続きを読む

生活者のこだわりとは? ~こだわり層に関する調査より~

 こだわっているものやこだわっていることはあるでしょうか。  都市生活研究所の調査によると、生活者の約半数が日々の生活の中でこだわっているものやこだわっていることがあるようです。  こだわっているものやこだわっていることは様々だと思いますが、そもそも「こだわっている」とはどのようなことなのでしょうか。  「こだわる」という言葉は数多くの分野でいろいろな意味合いで使われているようですが、生活者が...続きを読む

環境問題に対する取組みをより普及させるために(3)

 12月に入り、今年も残すところ2週間余りとなりました。  今年は洞爺湖サミットが開催されるなど、環境問題がより注目された年ではないでしょうか。以前のコラムでは、生活者の環境に対する意識や実態の調査結果として、環境問題に対する関心は高まっている一方、約半数が環境の取組みに対する効果がわかりにくいと思っているということをご紹介しました。(2008年4月14日、8月11日のコラム)  効果がわかりに...続きを読む

環境問題に対する取組みをより普及させるために(2)

 昨年に続き、猛暑が続いており、今年の最高気温を更新しているようです。  環境省では、断定はできないものの、地球温暖化が進行することによって異常高温などの異常気象の数が増加し、強さも増す可能性が指摘されている、としています(環境省HPより)。生活者の中にも集中豪雨等の異常気象のニュースを目にしたり、暑さを実感することで、地球温暖化が何らかの影響を及ぼしていると感じる人がいるのではないでしょうか。...続きを読む