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「2006年9月」 記事一覧

子供たちが見つめたコンロの炎

 子供たちが火に触れ合う機会は減ってきています。外で焚き火をする場所は限られ、家の中の暖房器具はファンヒーターのように炎が見えない構造に変わっています。このような現代生活の中で、最も身近な炎は何といってもガスコンロの炎でしょう。子供たちはガスコンロの炎をどのように感じているのでしょうか?  今年の夏のある土曜日、がすてなーに ガスの科学館において、「炎で体験調理 マシュマロサンドを作ってみよう!...続きを読む

子供の個室

 今や日本の住宅では「子供部屋」の存在が一般的になった。住宅情報サービスの調査によれば、1980年以降、子供のいる家庭の8割以上が子供部屋を持つようになっている。複数の子供がそれぞれの個室を与えられるケースも少なくない。一戸建てでも集合住宅でも、住宅を新築する際に重視される項目のトップ3には「部屋数」が含まれており、その主な理由は子供の個室の確保と考えられる。  しかしこのところ、子供に個室が必...続きを読む

高齢者の食生活 ~その8~

 前回は、夫婦世帯の男性の調理実態についてご紹介いたしました。今回は、一人暮らしの男性にスポットライトをあて、一人暮らしの男性(以下、単身男性)と夫婦世帯の男性(以下、夫婦男性)を比較し、両者で違いが見られる項目(カイ二乗検定5%有意)について、ご紹介します。  単身男性は夫婦男性に比べ、持ち帰り弁当を買うなどの中食や外食を多く利用しています。外食の相手については、単身男性では同居家族がいないため...続きを読む

第二の人生を何処で暮らすのか(4)
居住パターン3-都心や圏域の便利なところに住み替える

 私が担当するコラムでは、まさに第二の人生といえる高齢期を人々は何処で暮らすのかを考えてきました。今回は「都心や圏域の便利なところに住み替える」という居住パターンです。 マイホームで叶わなかった夢 1970年代80年代に東京圏は急速に郊外へ拡大しました。丁度、子育て期にあった団塊世代を中心に、人々は郊外にマイホームを求めたのです。家計を考えて、足の便の悪さはちょっと我慢した人も多く、本当はもう少...続きを読む

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